2026年 北極光ガイド:観測の時期と場所
科学的なタイミングと場所の指針、AuroraMap.app のリアルタイム追跡で最高の夜を計画。
北極光とは?
北極光は太陽粒子が地球大気と衝突して生まれる光の舞。地球磁場に導かれた荷電粒子が高層の酸素や窒素を励起し、緑・紫・赤の光を放ちます。
宇宙天気が見える形になったものです。太陽活動と北の澄んだ夜空が一致すると現れる光のカーテン。
太陽周期25:今がチャンス
太陽の磁場は約11年ごとに反転し、 太陽周期 を形成します。黒点—強い磁気活動を持つ低温領域—が周期の進行を示します。
黒点数の増加はフレアやCME活動の増加と相関し、低緯度でのオーロラを引き起こす地磁気嵐の原因になります。
周期25のピークは161(2024年10月) 。2025年も非常に強く、2025年12月の月平均は124でピークに近い水準。周期23(2001年ピーク180)以来で最強で、2025年末まで好条件が続きます。
出典:WDC-SILSO 国際黒点数 V2.0
月平均黒点数(13か月平滑)
国際黒点数 V2.0 • WDC-SILSO
データ:WDC-SILSO(ベルギー王立天文台)• 13か月平滑の国際黒点数 V2.0
太陽フレア
極大期に多発
CME
大規模な粒子放出
低緯度
より南まで見える
強度
より明るく活発
観測の時期と場所
いつ観測するか
- 太陽周期25のピーク: 2024年後半から2026年まで活発。黒点数が多いほど磁気嵐が増加。
- 春分/秋分(3月/9月): ラッセル・マクファロン効果で分点期に活動が強まりやすい。
- 現地の真夜中: 22:00–02:00が最適。オーロラ帯が頭上に来やすい時間帯。
- 暗い空: 新月期と低光害が淡いオーロラの可視性を高めます。
どこで観測するか
オーロラは オーロラ・オーバル (静穏時は磁気緯度65°–75°)に集中。磁気嵐(Kp5+)で南へ拡大し低緯度でも観測可能。
オーロラ観測チェックリスト
出発前の準備
- KP指数予報を確認(KP 4+が目安)
- 雲量を確認(快晴が必要)
- 月齢を確認(新月が理想)
- 暗い場所を探す(光害を避ける)
- 暗順応に30分以上
リアルタイム確認
- Bzを監視(-10nT以下が理想)
- 太陽風速度を確認(500+ km/sが理想)
- NOAA予報更新を確認
- オーロラ・オーバル位置を確認
- 時間帯を合わせる(現地22:00–02:00)
緯度別の最低KP指数
オーロラ確率計算機
位置と現在条件からオーロラの見える確率を見積もります。
緯度45°Nでは、良い観測にはKP7+が必要です。
※ これは簡易推定です。実際は雲量、光害、Bz方向に依存します。
地図の読み方 AuroraMap
光を見るだけでなく科学を理解しよう。ダッシュボードのツールとデータの完全ガイドです。
オーロラマップ(3D + 静止)
何がわかる
オーロラ・オーバルの位置と強度をリアルタイム表示。赤は高確率。
使い方
自分の位置を確認。オーバルが覆えば観測チャンス。3Dと2Dを切替。
今夜の可視ライン
地平線で見える可能性がある最南端の境界。
使い方
赤線より北ならチャンス。快晴が必要。
NOAA 30分予報
L1衛星点(約100万マイル先)に到達する太陽風データに基づく短期予報。
使い方
“今すぐ行く”ためのツール。オーバルがこちらへ広がれば20〜30分で到達。
撮影のコツ
オーロラは肉眼よりカメラで明るく写ることが多い。三脚、マニュアルフォーカス、明るいレンズが有効。
長時間露光で肉眼では見えない色が現れます。
画像クレジット
ヒーロー画像
米空軍撮影:上級空兵 Joshua Strang
パブリックドメイン(米政府)
オーロラ帯
米空軍撮影:上級空兵 Joshua Strang
パブリックドメイン(米政府)
撮影背景
米国魚類野生生物局
パブリックドメイン(米政府)
カメラセットアップ
Alan Labisch via Unsplash
CC0 / パブリックドメイン
NOAAのデータと予報画像は NOAA Space Weather Prediction Center 提供。